手軽な節電としてLED電球が注目されています。トイレや風呂場などによく使われている白熱電球は40Wや60Wが一般的ですが、LED電球だと4Wや8W程度でそれぞれの明るさに相当します。当然電気代は安くなりますし、排出するCO2も減少します。白熱電球の定格寿命は4千時間程度ですが、LED電球は4万時間程度となっており、10倍以上も長持ちします。

 しかし良いことばかりではありません。白熱電球は100円以下で買えるのに対してLED電球は4000円前後と非常に高価です(最近はもっと安くなっているようです)。トイレや風呂場のような点灯時間の短い場所での減価償却は難しいですが、1日10時間程度点灯する場所だと1年間で2000円程度電気代が安くなり、2年程で減価償却が可能です。

 既に白熱灯はほとんどの電機メーカーが生産を中止しています。2020年には蛍光灯も製造を禁止して全ての照明をLEDに置き換えようという政府の意向もあります。今後、より安く、より使いやすく、技術革新は進んでいくことでしょう。

 LED電球に替えても無駄な電気を使っていたら意味がありません。小まめに電気を消す。見ていないテレビは消す。使わない待機電源は切る。これだけでも十分に有効です。日ごろの生活習慣をもう一度見直してみましょう。
 

 


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